糖尿病リスク、日本人女性では炭水化物を減らすほど減る、日本の研究グループが報告

日本人は栄養エネルギーの50%〜60%を炭水化物で取っている。食べる量が多い民族とされている。炭水化物は種類によっては血糖値を急激に上げやすい。糖尿病のリスクとの関連が指摘されている。このたび日本人女性では、炭水化物の少ない食事は、2型糖尿病リスクを下げることが分かった。

日本人は栄養エネルギーの50%〜60%を炭水化物で取っている。食べる量が多い民族とされている。炭水化物は種類によっては血糖値を急激に上げやすい。糖尿病のリスクとの関連が指摘されている。このたび日本人女性では、炭水化物の少ない食事は、2型糖尿病リスクを下げることが分かった。

食べる量で5段階に分ける

日本の国立国際医療研究センターを含む研究グループが、プロスワン(PLoS One)誌2015年2月号で報告した。研究グループは、45歳〜75歳の、糖尿病の病歴のない、日本人男性約2万8000人、女性約3万7000人を対象に調査を行った。食事の内容を調査して、炭水化物の量について点数付け。その上で、動物性タンパク質の多い人少ない人、植物性タンパク質の多い人少ない人についても分類した。炭水化物を取る量で5段階に分けると、最も炭水化物を取る人は、1日のエネルギーのうち6割近くを炭水化物でまかなっており、最も少ない人は4割程度をまかなっていた。

増えるほど糖尿病に

結果、5年間の調査中に、1191人が糖尿病と診断された。食事内容で差が出たのは、女性だった。食事の内容を詳しく調べると、女性では、炭水化物の量が最も多い人と比べると、最も少ない人はリスクが0.63倍低いことがわかった。タンパク質と脂肪の値が高く、炭水化物の値が低い人ほど、2型糖尿病のリスクが低くなっていた。さらに、女性では動物性タンパク質の値が高い人のほうが、糖尿病リスクが低いことが分かった。植物性タンパク質の値が高い場合は、糖尿病リスクとの間には男女ともに関連が見られなかった。炭水化物の比率が高いと糖尿病は女性では増えるというわけで、少し注意するとよいかもしれない。

文献情報

Nanri A et al. Low-carbohydrate diet and type 2 diabetes risk in Japanese men and women: the Japan public health center-based prospective study. PLoS One. 2015;10:e0118377.

PLoS One. 2015 Feb 19;10(2):e0118377. doi: 10.1371/journal.pone.0118377. eCollection 2015. Research Support, Non-U.S. Gov't

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