身近になるか、「節足動物媒介感染症」

「節足動物媒介感染症」は、昆虫やダニなどが感染を媒介する病気を指した専門用語です。ウイルスについては「アーボウイルス」という言葉もあります。デング熱の戦後初めての国内感染が8月27日に判明して、感染者が増える方向にあります。注目されたのが、蚊に刺されて感染する点でした。ヒトスジシマカ、いわゆる薮蚊に刺されたことで感染します。このため、デングウイルスは、節足動物媒介感染症であり、アーボウイルス...

「節足動物媒介感染症」は、昆虫やダニなどが感染を媒介する病気を指した専門用語です。ウイルスについては「アーボウイルス」という言葉もあります。デング熱の戦後初めての国内感染が8月27日に判明して、感染者が増える方向にあります。注目されたのが、蚊に刺されて感染する点でした。ヒトスジシマカ、いわゆる薮蚊に刺されたことで感染します。このため、デングウイルスは、節足動物媒介感染症であり、アーボウイルスとも言えます。日本でも、ツツガムシ病、Q熱、最近でも重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスなど、ダニが媒介する病気はありましたが、ワクチンがある日本脳炎のような蚊が媒介する病気はさほど一般的でなかったように思います。デングウイルスがどれほどの広がりを見せていくか次第ですが、蚊に刺されるとかゆくて不快だというにとどまらず、節足動物媒介感染症の観点から注意を払う必要が増してくるのかもしれません。

世界の死者、ノロウイルス20万人、デング2万人

デング熱がどれくらい問題にすべき病気であるか。今後、詳しい検証結果は出てくると見られ注目されるところです。軽症にとどまったとしても、これまでの国内の報告によると、デング熱になると、発熱や頭痛が出てきて、1週間ほど体調が崩れるようです。WHOによると、デングウイルスによるデング出血熱は世界で死者が2万人ほどに上るようです。この規模は大きいと見られますが、同じくWHOによると、カキを食べて感染する場合があると知られるノロウイルスの感染による死亡者が世界で年間20万人と言います。注意を要するとはいえ、過剰反応せず「適度に怖がる」が必要なのかもしれません。いったいどれほどデングウイルスは広がっているのか。現状では答えは出ていません。昨年8月にもドイツ人が日本でデングウイルスに感染していたと見られているほか、この8月から9月にかけて、デングウイルスを持つ蚊が発見された代々木公園以外にも、新宿中央公園で感染が成立した可能性が出ています。 体調管理、衛生対策に心がけていても、デングウイルスを持った蚊に刺されると病気になるのは厄介です。例えば、ノロウイルスの場合は、食事に気を付ける、手を洗うといった対策が大切になりますが、デングウイルスの場合は、蚊に刺されない対策が大切です。蚊の出る季節はまだ続きますから、神経質な状況は収まらないでしょう。Medエッジでも動きを随時、新しい情報が出ればお伝えしたいと思います。

1.デング熱そもそもどんな病気か?2.中学生でも「セクスティング」2割、米国で3.あの飲み物を飲むほど、糖尿病が減少4.「治さなくてよい認知症」の真意5.女性は男性よりオーガズムを経験しやすい6.エボラウイルスが恐ろしい理由7.ゲームで脳構造に変化8.コーヒー飲むと、「LADA」が増える可能性9.過度のアルコールは「早世のもと」10.タケダが「デング熱ワクチン」準備中〜意外と知られていないデング熱の話10(1)

関連するまとめ

こんなまとめも人気です♪

殺虫剤の効かない「スーパー蚊」の誕生、マラリア媒介の元凶、異種と子を作り急速に進化

殺虫剤の効かない「スーパー蚊」の誕生、マラリア媒介の元凶、異種と子を作り急速に進化

【とびひの原因・症状・治療法】赤ちゃんや子供は登園・登校可能?感染したら確認したいとびひの基礎知識

【とびひの原因・症状・治療法】赤ちゃんや子供は登園・登校可能?感染したら確認したいとびひの基礎知識

水いぼってどんなもの?感染経路と原因や症状は?病院と自宅で出来る治療法7つを知って辛い症状を素早く撃退!

水いぼってどんなもの?感染経路と原因や症状は?病院と自宅で出来る治療法7つを知って辛い症状を素早く撃退!

中国で新たな病原体が発生、既に人で広範囲に感染との見方、ダニが媒介か

中国で新たな病原体が発生、既に人で広範囲に感染との見方、ダニが媒介か

クラリスロマイシンってどんな薬?効果や飲み方、服用時の注意点やよく処方される疾患について

クラリスロマイシンってどんな薬?効果や飲み方、服用時の注意点やよく処方される疾患について

このまとめのキュレーター

カテゴリ一覧

内容について連絡する

運営会社 | WELQについて | お問い合わせ | プライバシーポリシー | ご利用上の注意 | 会員規約

WELQ [ウェルク] | ココロとカラダの教科書