がんから回復したら運動を、生活や活動を改善し、生存率を高める効果も

運動すると、がんになって回復した人の生活を明らかに改善して、活動的にしてくれると報告されている。さらに生存率を高めるという報告も出てきている。

運動すると、がんになって回復した人の生活を明らかに改善して、活動的にしてくれると報告されている。さらに生存率を高めるという報告も出てきている。

1週間に2回の運動の効果は?

エール大学の研究グループが5月29日から6月2日にシカゴで開催された2015年の米国臨床腫瘍学会(2015ASCO)で発表した。研究グループは「リブストロング(LIVESTRONG)」と呼ぶ研究で、186人を対象として、3カ月にわたって、1週間に2回、90分の運動をしてもらう効果を調べるというもの。運動の生活の質や肉体的な活動度、運動能力への影響を調べた。対象となったのは、進行度もさまざまながんの人。50%の人は乳がんとなっていた。さらにプログラムの初めは大半の人が活動的ではなかった。もう一つは、「ワルク(WALC)」と呼ぶ研究で、卵巣がんの人を対象として、家庭内で運動についての電話でのアドバイスをする効果を調べている。普段の活動にどのように影響を与えるかを調べたものだ。

生活を改善

リブストロングの研究においては、12週間後、運動のプログラムに参加した人では、肉体活動性が増えていた。71%の人が週当たり最低150分運動するようになったというもの。比較対照となった人では、26%の人が運動するにとどまった。全体の生活の質のほか、運動能力(6分間歩行試験に従って)でも改善が確認できた。WALCの研究でも、家庭内の運動についてのアドバイスをした結果として、生活を改善するほか、痛みや疲れを和らげる効果があると分かった。

生存率の延長にもつながる

研究グループによると、多くの人にとって、生活の質はがん診断の後に低下してくる。研究はがんの生存者が過去にどれだけ活動的であったどうかにかかわらず、運動によって生活を改善すると示した。さらに、運動をするとがんの生存にも関係すると分かってきている。最近でも、肺がんの人は運動をすると死亡率が下がると報告された(肺がんの人は運動が有効、死亡のリスクを下げる効果もを参照)。前立腺がんの人でも同じように生存を延ばす効果があると分かってきている(前立腺がんの生存が運動で伸びる、ウォーキングやサイクリングが意味ありを参照)。がんになってから体力とも相談しながら運動を心掛けると良さそうだ。

文献情報

Exercise offers cancer survivors significant improvements in quality of life

For many cancer survivors, a better quality of life is as close as the nearest pair of sneakers. That’s because a growing body of research, including two recent studies led by Yale Cancer Center, show

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