「異性化糖(果糖ぶどう糖)」は女性を不妊、短命にする!?

食品に使われる主な天然甘味料は、「ショ糖」と、「異性化糖」の2種類だ。「糖類の取り過ぎは、メタボなどのさまざまな病気につながる」と言われるが、糖類の種類によって、健康に与える影響に違いがあるらしい。このたび、女性にとって「異性化糖」は、「ショ糖」よりも体に悪そうであると判明した。マウスで実験したところ、メスの生殖能力を下げ、寿命まで縮めたのだ。

食品に使われる主な天然甘味料は、「ショ糖」と、「異性化糖」の2種類だ。「糖類の取り過ぎは、メタボなどのさまざまな病気につながる」と言われるが、糖類の種類によって、健康に与える影響に違いがあるらしい。このたび、女性にとって「異性化糖」は、「ショ糖」よりも体に悪そうであると判明した。マウスで実験したところ、メスの生殖能力を下げ、寿命まで縮めたのだ。

「果糖+ぶどう糖」、くっつくと「ショ糖」、混ざると「異性化糖」

米国ユタ大学を中心とした研究グループが、栄養学の国際誌ジャーナル・オブ・ニュートリション誌オンライン版で2014年12月10日に報告したものだ。普段料理などに使われている白砂糖の主成分は「ショ糖」で、これは果糖とぶどう糖が化学結合している「二糖類」と呼ばれる糖類だ。果糖もぶどう糖も、それぞれ「単糖」として甘味があり、果糖とぶどう糖が混ざった「異性化糖」は、飲料やしょうゆなどの原材料に「果糖ぶどう糖液糖」などと表示され、よく使われている。

マウスに「ショ糖」か「異性化糖」を食べさせて検証

研究グループは160匹(メス104匹、オス56匹)のマウスを2つのグループに分けて、それぞれに、カロリー全体の4分の1が(1)果糖+ぶどう糖(異性化糖に相当)または(2)ショ糖、となるようにしたエサを約10カ月間にわたり食べさせた。その後、両グループのマウス全員を、果糖+ぶどう糖のエサに切り替え、6部屋に分かれているケージに放して約8カ月間、観察を行った。この間、オスは縄張りや交尾相手の取り合いをした。

メスは生殖能力低下、死亡率増加

その結果、ケージに放される前に果糖+ぶどう糖のエサを食べたメスは、ショ糖を食べたメスに比べ、生んだ子供の数が26.4%減り、その後死亡率が1.9倍に増加していた。

オスは影響なし

果糖+ぶどう糖で死亡率が増加したのはメスのみで、オスは死亡率に差が見られなかった。また、オス特有の、縄張り争いや交尾相手の取り合いは、最初どちらのエサを食べていても、行動に差が見られなかった。人工甘味料のみならず、天然甘味料の健康への影響につき、今後も気にしておきたい。

文献情報

Ruff JS et al. Compared to Sucrose, Previous Consumption of Fructose and Glucose Monosaccharides Reduces Survival and Fitness of Female Mice. 2015.

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