加工食品は「薬物乱用と同じ」、純化された物質の依存の点で共通

加工食品は薬物乱用と同じだという新説を提示する研究グループが米国で出てきた。暴論とも見えるが、意外と的を射ているかもしれない。

加工食品は薬物乱用と同じだという新説を提示する研究グループが米国で出てきた。暴論とも見えるが、意外と的を射ているかもしれない。

純化された物質に依存

米国のミシガン大学を中心とする研究グループが、このような食品や食品の特徴が中毒的な摂食に関連している証拠を示す研究を行い、オンライン科学誌であるプロスワン(PLoS One)誌で、2015年2月18日に報告した。高度に加工された食品には、脂肪や砂糖などが多く入っている。研究グループによると、精製された砂糖は急速に身体に吸収されていく。特定成分が高濃度で含まれ、急速に吸収される点、「加工食品は薬物乱用と共通した薬物速度論的特性」があると指摘する。

「脂肪」と「砂糖」が中毒性に

栄養成分がさまざまな35の食品の中から、中毒的な摂食行動と関連があると思われる食品を研究参加者120人に選んでもらった。選ばれたのは、脂肪と砂糖の多い食品だ。次に、中毒性と関係する食品の特徴を見たところ、食品の「加工」が筆頭に挙がった。BMIとの関係、脂肪含量、血糖をどれくらい上げるかを考えると中毒性を予測できるということも分かった。薬物乱用と似ているのは確かかもしれない。発想は突飛に見えるが、米国をはじめ、肥満が社会問題として大きい地域では重要な視点になる可能性はある。

文献情報

Schulte EM et al.Which foods may be addictive? The roles of processing, fat content, and glycemic load.PLoS One. 2015;10:e0117959.

PLoS One. 2015 Feb 18;10(2):e0117959. doi: 10.1371/journal.pone.0117959. eCollection 2015. Research Support, N.I.H., Extramural

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